ロマサガ2とロマサガ3のあれこれ
ロマンシング・サガ2とロマンシング・サガ3。
スクウェアと言えば真っ先に挙がるのはFFだが、サガはFFと比べると難易度が高く、ヒトクセもフタクセもあるゲームだ。
ヒトクセフタクセの例
・ボスが超強い
・たまに超強い雑魚的に全滅させられる
・普通の雑魚敵のしょぼそうな技でよく死ぬ
・武器防具の数字が全くのインチキだったりする
・同じ敵を狩り続けて技・経験値を得る→通称「道場」
・淡白なセリフなのに妙に刺さる言葉の数々
・超かっこいい七英雄の名前の由来が山手線の駅名
これらのクセを差し引いても、というかこれらのクセを把握し戦い抜くのが楽しい。それがサガの魅力だと思う。考えるのが好きな人は是非プレイして欲しい作品だ。
そして、ロマサガ2とロマサガ3はどちらが最高傑作かで真っ二つに分かれるイメージがある。「どっちも好き」って意見があるのもわかるけど、俺はこういう平和な議論って結構好き。色んな人の意見が聞けるし。
今回、念願叶ってロマサガ2をクリアしたので、余韻が残る中、ロマサガ2とロマサガ3のあれこれを主観もあるが箇条書きしてみた。
〇大河的でロマンシングなシナリオ
〇仲間・皇帝のカスタマイズ性が高いが故のリプレイ性の高さ
〇一度ひらめいた技・術は次代から使い放題
〇敵である七英雄が魅力的
〇その辺の敵でたくさん道場が出来る→経験点稼ぎがしやすい
△ロマサガ3と比べ異様に高難易度
△ラスボスが救済措置を使わなければ絶望的に強い
×その救済措置すら完全初見プレイでは見つける事が難しい
×プレイスタイル次第では様々な事情で詰む恐れがある
×仲間を自由に外せないので外したい場合謀殺する必要がある 心が痛い→通称「ルドン送り」
×年代ジャンプごとに仲間を揃え、技を習得させ、装備を整える一連の流れはFF8のジャンクションを彷彿とさせ時に面倒
×移動にクセがあり敵を避けにくい
〇高難易度だが決して無理では無い、ちょうど良い難易度
〇8人主人公故のリプレイ性の高さ
〇操作がスムーズな為、意のままに動きやすい
〇中毒性の高いミニゲーム
〇仲間キャラクターにバックボーンがそれぞれあり、愛着が湧く
△特定主人公で始まる超展開
×ストーリーが薄い
×そもそも四魔貴族が薄い しまいには技道場にされる
×ストーリーの導線が弱い為、よくイベントのトリガーが見つけられず迷子状態になる
×ロアリングナイト整骨院卒業後の道場が見つけにくい アスラ道場は仕様を理解していなければ見つけられない、もしくは出現しなくなる可能性がある→リマスター版にて追加ダンジョンに野良アスラが出現するようになり解消
こうして洗い出してみるとロマサガ2は魅力は強烈だがクセも強烈で、ロマサガ3はクセをなるべく無くした分、強烈な魅力みたいなものは薄まったのかなと感じる。
どちらも名作である事には変わりはないが、初めてプレイするのならばやはりロマサガ3かな。そこでハマったらロマサガ2と行けば、仕様の違いに若干たじろぐ事はあっても無理なくプレイが出来るのではないかと思う。
そしてこの二つの作品は熱心なファンが多い為、永遠に語られて欲しいものだ。
次はサガフロンティアの移植を待ち続けたい。